2014年3月16日

木との再会

ロサンゼルスとフロリダでの滞在後、最後の滞在地シアトルに昨夜到着した。

今日は森の中にある友人宅で、ひとりくつろいだ。広い裏庭には杉の木が林立しており、こんな環境に住めるなんて羨ましい限りである。

その中でひときわ大きな木をぼーっと見上げていると、自然にメロディーと言葉が口をついて出てきた。母なる大地に根を張り天に向かって伸びるこの木から溢れる慈しみを感じ取った。

その肌にそっと触れてみる。大木なのに驚くほどふんわりとしていて温かく優しい。この木を心で感じてドローイングをしてみると、木に触れる手と木の顔が立ち現れた。

今までも何度もこの友人宅にお邪魔している。またこうして友人が私を迎えてくれることは、とても有り難い。この木にも会えて嬉しい。

「ただいま。半年ぶりです。ずっとそこにいて、見守っていてくれてありがとう」







2014年3月12日

アリスおばさんのタッチドローイング


7年ぶりに再会したアリスおばさんがタッチドローイングを初体験した。描いた絵の中のお気に入り2枚を手に持って微笑むおばさんは、現在2冊目の本を執筆中である。

「すごく深い体験だった。絵に潜む深い意味がこの先わかるときがくると思う」とおばさんは言った。

指は、無意識の領域から絵を通して描く人のプロセスに必要な情報をもたらしてくれる。

新しい扉の発見に私も立ち会うことができたことが、とても嬉しい。






アリスおばさんの処女作(英語)
“True Tales A Reluctant Witch” 
http://www.amazon.com/True-Tales-A-Reluctant-Witch/dp/1493586548

2014年3月3日

クリスタルボウルとタッチドローイング

2月22日に仙台初企画として、クリスタルボウル奏者の遠藤園子さんとのコラボで一日のワークショップを行った。



水晶でできたクリスタルボウルの響きは豊かな倍音を含み、私たちの心と身体を深部から緩め、非常にリラックスした状態へと導き、クリスタルボウルの響きに包まれる時、私たちの脳波がくつろぎを示すアルファー波や、瞑想時のようなシータ波に変わるという実験結果も示されているという。

タッチドローイング創始者のデボラもワークのときにクリスタルボウルを奏で、私はその響きの中でドローイングをしたことが何度かあるが、毎回一瞬でとても深い意識の領域へと入っていき、インスピレーションとともに興味深い絵が立ち現われる。

22日の日は、園子さんが演奏するクリスタルボウルを聴きながら、私もドローイングをするチャンスがあった。





オオオオオ~ンと響き渡る倍音がなんとも心地よく、指が紙の上で大きく波打ち、そこから女性と胎児が出現した。私にとっては、普段なら出てこないであろうイメージと構成であるが、クリスタルボウルの音を聴くと、ごく自然にこのようなイメージが出てくることが興味深い。








さらに興味深いのは、曲線や子宮を描いていた方が参加者の中にもいたということである。その方も、今まで子宮を描くことはあり得なかったと、シェアのときに語ってくれた。

もう一枚の絵は、円を描くことから始まったが、指は完璧な構成を知っているかのように動き、次々と詳細を描いていった。













創造といのちの誕生
新たな始まり

芽吹く春は、すでに私の中で始まっている


新しいアイデア

新しい出会い
新しい場所が
春の足音とともにやってくる