2013年12月14日

干し柿、最高!


近所の道を歩いていたら、移動販売車が止まっていた。覗き込んでみると、山形から来た野菜が並んでいる。大振りのラ・フランスが手招きしていたので、3個買ってさあ行こうと思ったら、お客のおばさんが「その干し柿3本ちょーだい!」と指差した。



その先を見ると、トラックの天井に干し柿が数珠のように吊るしてある。途端に私も「おじさん私も欲しい!」と叫んでいた。そこから干し柿を欲しい人が急増し、おじさんはちょっと困った顔をした。



「なあ~に、みんな。これだけしかねえや~。なあ~んだぁ、うちに帰ればいっぺえあるのになぁ~」



みんなも笑っている。おじさんは特に商売っ気もないし、買う側も争うこともなく和気あいあいという感じで、なんとも素朴であったかい。



で、私は1本買えた。隣にいたおばさんが「袋に入っているのも美味しいけど、やっぱり吊るしてあるのが一番」と私に言った。


ワクワクしながら家に帰った。こういう吊るしてある干し柿を手にするのは生まれて初めてである。一個食べてみたら、う~ん、柔らかくてジューシーでとろけるよう。最高!しあわせ~。








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