2008年8月7日

クモの出現

おとついの朝、居間で日課となっている体操と短い瞑想を終わって、さあ立ち上がろうと思ったとき、どこから来たのか、クモがまっすぐ私の方へ向かって走ってきて、ぴたりと私の前で止まった。そしてジーッと動かずにこちらを見ている。

2年ほど前から、夢や家の中でクモが印象に残る方法でしばしば現われるようになり、そのたびに特別なメッセージを運んできてくれることに気づき始めた。

おとついのクモは、新聞紙に乗せて外に出したが、やはりメッセージがあった。そのメッセージが今、具体的に言葉となった。

明日は2008年8月8日。何かが動こうとしている。そのことをクモが伝えに来てくれたのか。

通常、昆虫の足は6本であるが、クモは8本ある。クモの体は上から見ると8の形をしており、横から見ると無限大の記号 ∞ になる。

この2つのサークルは輪廻を表わし、∞ を指でなぞって繰り返していると独特なリズムになる。これは、ある種の宇宙のエネルギーとつながる。

過去に選んだことのために、自分の周りで今のことが起こっており、今選んだすべてのことは、未来へとつながる。過去と未来、物質世界と精神世界、男性性と女性性、上と下、裏と表、様々な二極、つまりこの ∞ の中で私たちは行き来し、その中心でバランスをとることを学ぶ。

クモは渦巻状の巣を張って自分の世界を創り、その中心に留まる。その複雑な巣を作るクモは創造を象徴し、私たちはそれぞれが自分の世界を編み出していることに気づかせてくれる。ひとりひとりが編み出す巣は、人類が編み出す巣に通じる。

私たちには限りない創造力がある。ところが、往々にして最初に慣れ親しんだものにしがみつく傾向にある。それでは自分の可能性を制限してしまうことになり、自分が出した粘着性のあるクモの糸に足を取られて、自縛状態になってしまうようなものである。それは即刻死につながるため、クモはそんなことはしない。

クモはその巣を壊されても、またすぐに作り直す。私たちだってそうである。失敗してもやり直せばよい。どこからでも始められる。

8月8日は調和の中で、新しく編み出していくときである。今選んだすべてのことを、新しい未来へとつなげるために。

何が起こっても、どんなことがあっても、私たちはどこからでもやり直せる、始められる。私たちひとりひとりに、限りない創造の力があることを忘れないで欲しい。

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