2007年12月23日

冬至の贈り物

昨日は、一年で最も夜の時間が長い冬至だった。

アメリカ先住民は自然のサイクルの中に身を置いている。春にアイデアが芽生え、夏に活動し、秋に振り返って反省・評価し、冬にはそれが統合されて智慧となり、そうやって四季のサイクルが完了する。

冬は内向きの方向になり、陰陽では陰、植物は成長を止め、種は暗くて深く、豊富な養分を含んだ土の中で眠る。人も自分の奥深くにある、その豊かな源に心を落ち着かせるときである。

冬至の贈り物は中が真っ暗な箱。その箱を開けてみると、目には見えない何かがぎっしり詰まっている。その何かとは、限りない直観力と創造力、そして可能性。

一年で暗闇が最も長い冬至。自分の中の暗闇は自分の持つ影。冬はそれをじっくり見つめるときである。闇がなければ光は存在せず、ふたつはいつも背中合わせである。誰でもが持つ影、それを認めて知ることが、光をもたらす第一歩となる。

冬至を境に、また少しずつ日が長くなる。春に向けて芽吹くためには、その豊かな内側に入って行って、しっかりと自分を見つめてみることである。そうすれば、次に何がしたいかがわかってくるであろう。

種の中では、殻を破って出る芽が準備を始めている。

0 件のコメント: